暗黒星雲

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2008年 12月 17日

俺の・好きな・塔の歌 2008年12月

モモの子の白猫なれど猫なればわたしをすこしも覚えてをらず (万造寺ようこ)
迎へくれ送りもくるる息子なれど改札あたり限界ならむ (万造寺ようこ)
ぼんやりと坐りて居れば傍に来てしばし居りしが児はいでゆけり (安原誠子)
ゆふぐれは愛のやうにも忍びよりわたしを立たす流しの前に (村田弘子)
たわむれに娘の尻をたたく時その柔らかさに戸惑いおりぬ (杜野泉)
お帰えりと言へば阿呆と叫びつつ赤き自転車じぐざぐにゆく (船曳弘子)
徘徊をしてゐる人もあるならむ今夜満月仲秋の月 (船曳弘子)
手を洗はずトイレ出でしと気づきたりわれの厭ひし人と出会ひて (梅田啓子)
夫の姓なのりて疑わざる日々に銀箔まとう太刀魚を焼く (中澤百合子)
眼鏡かけ補聴器つけて杖を持ち雨の日ならば傘も要るなり (外輪清孝)
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by araimitsu | 2008-12-17 13:19 |


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