暗黒星雲

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2006年 12月 09日

11月号特別作品

ホームから見上げる月は半月できみは何かが足りないという
ミジンコの群れを追い掛け北極の海ゆく鯨の恋うる妻と子
夏の夜にマグロのように横たわるきみの心は釣り上げられぬ
我が妻はふぐにあらねど膨らんで腹立たしことの多き日々らし
妻と母犬猿の仲と思ったが俺の批判は手を組んでする
若草の妻が欲しがる海亀を何も持たずに捕まえに行く
若草の妻も見ている十六夜の月を一人で異郷にて見る
寿司桶にイクラが三粒こぼれてた母とふたりの梅雨の日の昼
新しい鞄を持ってランララン最終バスを追いかけていく
親として喜ぶべきか年頃の娘が日経読み出したこと
人生をやり直せるならもう一度俺を選んでくれるか君は
水面の金魚のようにパクパクと何を求めているのだ妻よ
青丹よし若草山に鳴く鹿の妻恋う春の風船ひとつ
青白い月がゆっくりついて来る ひとりごという母と歩いた
大陸の風ははるばる海を越え京の都に黄砂を降らす
鼻ピアスした人妻が別れ際歌っていたのは白鳥の歌
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by araimitsu | 2006-12-09 14:00 |
2006年 12月 09日

題詠四季(三月号)「再」

予定などないのだけれどまた来ると約束をして今日は再見
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by araimitsu | 2006-12-09 13:50 |